コールドケース3 #20死刑囚(Death Penalty:Final Appeal)

 1994年6月、住宅街に引っ越してきたラング家の一人娘ケイトが、その夜何者かにレイプされ殺害された。直ぐに引越し業者の男アンドレ・ティップスが逮捕され事件は解決していた。ティップスはアフリカ系で事件の前にも障害罪で服役していたし、靴にはケイトの血がついていて父親マイクの目撃証言もあったのだ。だが逮捕されたティップスは無実を訴え続けていて、死刑執行が迫り取調べしたジェフリーズに電話してきた。おりしも事件の担当者だったジョーイ・ノーマン巡査の数々の不正が明らかになったばかりだった。
ティップスもノーマンに嵌められ、あの夜ラング家に持っていった謝罪の手紙を取られたのだと言う。事件のあった日、ラング家の引越しの仕事をしていたティップスは、アルコールで問題を起し立ち直ろうとしている最中だった。依存症克服の副作用で体力が落ちかっとなってマイクとトラブルを起し、仕事をクビになったのだと言う。だが、その事を誤りたくて手紙を書いて渡しに行ったらケイトが死んでいたのだと。
 ケイトの父マイクはあの夜娘を殺され混乱していた。そこに漬け込んだノーマン巡査が、家の近くで逮捕したティップスを現場で見たと言うように誘導したのだと認めた。だが、捕まったティップスの靴にはケイトの血が付いていたし犯人は彼だと思ったのだ。
 目撃者とされていたマイクの証言が変わり、事件の真相も代わる可能性があったがティップスの死刑は中止に出来ない。スティルマンとジェフリーズは検事に無実かも知れない人間を死刑にしてしまうかも知れないと事件の資料を見せてくれるように頼むが、検事は事件は解決済みとして資料の開示を拒んだ。
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 ティップスの雇い主のウェイン・ネルソンに話を聞くとあの日昼食を買いに行くためにティップスにラング家の家の鍵がついいたキーホルダーを渡した事を思い出した。ケイト殺害現場に犯人が押し入った形跡が無かったのは、ティップスが合鍵を作ったからなのか?その日ケイトと一緒にいた友達のバービーに話を聞くと、彼女はティップスと車に乗り買出しに行ったがティップスは車から降りなかった。合鍵も作っていない。だがあの日自分がおせっかいでティップスのポケベルの番号を教えたせいでケイトが殺されたのかも知れないと後悔していた。バービーはアルコール依存症の母親から離されたケイトと依存症を克服しようとしていたティップスが通じあっている様に見えたので、ケイトに電話するようにしつこく行ったのだと言う。ケイトはその夜ティップスのポケベルの電話し彼から電話を貰っていた。
 シェフリーズはその事をティップスに確認しに行くが彼はあの日ポケベルをなくしたので電話があったことも知らないし彼女に電話をしていないと言い張る。だが通話記録が残っていて、ティップスの事を根っからの嘘つきだと思ってしまったジェフリーズは彼を見捨てようとした。

 そしてとうとう死刑執行の夜――死刑に立ち会うマイクは刑務所に行く途中で殺人課に立ち寄りあの日ケイトが電話していたことをリリーとスティルマンに話した。16歳の娘が犯人を誘ったと思われたくなかったので話さなかったらしい・・・・
 ジェフリーズはもう一度ティップスと話し、最後を見取る事に・・・最後までティップスは自分は無罪だと話す。そして刑の執行の直前あの日最後にケイトを見たときの事を話す。手紙を持って家に入ると台所で首から血を流したケイトが横たわっていた。ケイトは「フェイス(Faith=約束)」と呟いていて最後は自分が看取った・・・自分の無実を証明して欲しいと。

 翌日、令状無しで事件の資料を見たジェフリーズはその中にティップスが書いた手紙を見つけた。彼の行っていた事は本当だったのだ・・・そこに検事が現れ勝手に資料を見たことを咎めティップスが死刑になり事件は終わったと言う。ティップスは無実だったかも知れないのに・・・ジェフリーズは検事を殴ってしまった。
 そして捜査を進めていたリリーたちは引越し業者のウェイン・ネルソンの娘の名前が「フェイス」だった事をしる。ウェインの娘フェイスはあの事件の2週間前に父親から逃げて、家出していたのだ。
 リリーはフェイスに話を聞き、彼女が父親ウェインから虐待されていた事を聞きだした。

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 今回は冤罪かも知れない死刑囚ティップスをジェフリーズが信じるか信じないかが一つのポイントとなったような気がする。
ジェフリーズは以前死刑囚に嘘をつき続けられた経験から結局はティップスを信じ無かった。そして結局ティップスは冤罪で死刑になってしまうと言うやりきれない結果に・・・
彼はアルコール依存から立ち直ろうとしていたし、母親の事で傷付いていたケイトにも優しく希望を持たせるようないい人間だったのに・・・
しかも犯人がロリコンの変態オヤジだったことももっとやりきれない。
10代の女の子を2人も傷付けてよくも平気でのうのうと生きて来れたもんだ。

こんな冤罪を失くすためにDNA検査はあるんじゃないのか?

と、テレビを見ながら怒りが込み上げてきた。怒りと言うよりも虚しさ・・・
(そう、だって1994年ならDNA検査はあったし、ケイトはレイプされていたのだから真犯人のDNAも残っていただろうに・・・まあ、ドラマだからねぇ・・・)

 そして今回は日本語訳が面白くて・・・
ジェフリーズに殴られた後のウイリアム・ダナー検事の

「お前は終わりだぞ!制服組に戻してやる!自転車でパトロールでもしてろ!!」

って、アンタ小学生か・・・この駄目駄目・アホアホな人が何でフィラデルフィアの検事になったのかは不明だけど最後はちゃんと解雇されて良かった。
その後のボスの

「ドロップキック、喰らいたいか」

も秀逸。さすがボス、深みがあるわ〜
更にその後のリリーの、

「大好物を我慢したとは言わせない!」

も素敵。久々にリリーのキツイ毒舌を聞いたような気がする。(その後犯人のウェインにも「アンタきついね」と言われてたっけ)

 丁度、今日のお昼に「グリーンマイル」をWOWOWで放送していて、チラッと出てくるGary Siniseを見る為に見てたんだけど(笑)、冤罪で死刑って今回のCCと重なるなぁ・・と思っていました。
冤罪になるのはどちらもアフリカ系だし。
どちらも本当は好い人だし・・・。
なんかやるせない・・・・

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